桃は中国が原産で、3000年以上前から食用として栽培されていたといわれています。
日本では全国各地の遺跡から桃の種が発見されており、縄文時代末期から弥生時代にはすでに食べられていたようです。
本格的な栽培は海外の品種が導入された明治時代になってからのことです。
日本の桃の元祖は岡山県の「白桃」で、これ改良して「白鳳」や「浅間白桃」「あかつき」などの多彩な品種が誕生しました。ジューシーでなめらかな食感の日本の桃は、世界でも高く評価されています。
●選び方
ふっくらときれいな紅い色をしていて、全体に紅く色づいているものを選びましょう。皮の色が濃いほうが甘みがあり、色の濃い部分に白い斑点がでているとよいでしょう。また皮全体にうぶ毛があり、香の強いものがおいしい桃です。
●食べ時
桃は室内に置いておくと果肉がやわらかくなるため、硬い桃は新聞紙などで包んで風通しがよいところに保存しておきます。また冷やし過ぎると甘みが落ちるため、食べる2~3時間前に冷蔵庫の野菜室で冷やします。桃はお尻(果頭部)の方が糖度が高くなるため、切る時は縦にくし型に切って、枝側の方から食べると最後まで甘みを感じられます。
●効能 便秘改善 美容効果 高血圧予防 動脈硬化予防 脳梗塞予防 心筋梗塞予防 冷え性改善 二日酔い改善 がん予防 老化予防