●照明器具の種類
「全般照明」
空間全体を明るくするための照明を全般照明といいます。シリングライトやペンダント、シャンデリア、ダウンライトなどがあり
ます。調光器で明るさをコントロールできるものがお勧めです。光の加減が調整できるため、その時の状況に応じて明るさを
選択できます。
「部分照明」
全般照明を補う照明で、テーブルスタンドやフロアスタンド、フットライト、ブラケット、スポットライトなどがあります。
特定のものに視線を集めたり、空間に奥行きを持たせる働きもあります。 おしゃれな組み合わせに全般照明と部分照明を
組み合わせる方法があります。空間に「明るい所」と「暗い所」が生まれることで、空間の暗い所、つまり「影」の部分ができ
ることで部屋に奥行きができ、立体的な空間が演出できるからです。
●キッチンの照明
キッチンは料理中に飛び散ってしまった食材の切れ端や、油汚れなどもよく見えるよう、そして手元が暗くならないよう、隅
まで明るく照らす照明器具を選ぶといいです。 また汚れやすいため、掃除のしやすいデザインであることも重要です。
独立型のキッチンではなく、リビングと一体になっている場合はリビングの照明に一工夫してみてはいかがでしょうか。
部屋全体を照らす全般照明は影を残すように少し暗めにします。そしてその部屋でどう過ごすかを考えながら、影になった
壁や天井、コーナーなどの数箇所に明りを置いていきます。まず真っ暗な部屋を想像し、ひとつづつ明りを足していくと考え
やすいでしょう。部屋の隅々まで均一に照らすのではなく、必要に応じて明りを置き光と影のリズミカルなグラデーションを楽
しめます。 眠りやすくするためにも夜は柔らかな光線の中で過ごすことも睡眠不足となりがちな現代人には大切です。
くつろげる空間を演出するには、照明器具は大きな役割を担ってくれているのです。